IT社会にとって、そしてITに関わる者にとって、避けては通れない分野があります。それが**「情報セキュリティ」**です。
日々ニュースで目にするサイバー攻撃や情報漏洩の報道は、他人事ではありません。安全なシステム運用、そして利用者や組織の情報を守るための知識は、ITに携わる者として必須だと強く感じていました。自身のセキュリティに関する体系的な知識と管理の視点を身につけるため、情報セキュリティマネジメント試験の取得を目指すことにしました。2024年2月の取得を目指して、学習を開始しました。
情報セキュリティマネジメント試験の概要と準備
情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティ管理の知識と実践能力を測る試験です。試験は**科目A(多肢選択式)と科目B(多肢選択式、事例形式)**で構成され、情報セキュリティ技術、情報セキュリティ管理、情報セキュリティ関連法規など、幅広い範囲から出題されます。CBT方式で実施されます。
学習にあたっては、「情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント[科目A][科目B]」というテキストを徹底的に読み込みました。この一冊に絞り、「出るとこだけ!」というコンセプトを信じて集中的に学習を進めました。セキュリティの概念やリスク、対策といった、これまで断片的に知っていた知識が繋がり、体系的に整理されていく感覚がありました。法律や規程など、暗記が必要な部分もありましたが、現代のIT社会で働く上で不可欠な知識だと感じながら取り組みました。
受験、そして合格まで
十分に準備を進め、2024年の2月、情報セキュリティマネジメント試験に臨みました。CBT方式での受験は他の試験でも経験済みでしたので、試験環境には慣れていました。科目Aで基礎知識が問われた後、科目Bでは事例形式で、より実践的なセキュリティ管理の判断能力が試されます。
テキストを読み込み、「出るとこだけ!」の知識をしっかり定着させたおかげで、問題の内容に大きく戸惑うことはありませんでした。特に科目Bの事例問題は、実際の業務で起こりうる状況を想定しており、これまでの経験と照らし合わせながら考える必要がありましたが、テキストで学んだ管理プロセスやリスク評価の考え方が大いに役立ちました。
そして、試験終了のボタンを押した時の達成感。そして、その場で表示された合格の文字と、〇〇点というスコアを見た瞬間の喜びは、ITの「安全」を守る側の一員になれたことへの、確かな手応えを感じるものでした。
情報セキュリティマネジメントで得られたもの
情報セキュリティマネジメント試験の学習と取得を通じて、情報資産の特定と評価、リスクアセスメント、様々なセキュリティ対策(技術的・物理的・組織的)、インシデント発生時の対応、情報セキュリティに関する法令遵守など、情報セキュリティ管理に関する体系的な知識と、管理者としての視点を身につけることができました。
これは、技術、IT全体像、クラウド、マネジメント、データ活用といった柱に加えて、「情報資産を脅威から守り、安全に運用する」という、現代ITにおいて最も重要と言える柱を加えることができたということです。
そして、次へ
情報セキュリティマネジメント試験は、私のIT資格取得ロードマップにおいて、「セキュリティ」という、日々の業務で不可欠なスキルを固める重要なステップとなりました。
情報セキュリティマネジメント試験は、ITエンジニアだけでなく、組織で情報資産を取り扱う全ての方にとって、その重要性が高まっている情報セキュリティに関する体系的な知識が得られる非常に有用な資格です。リスク管理や法令遵守といったマネジメント側の視点も学べるため、キャリアアップを目指す方にもおすすめです。「情報処理教科書 出るとこだけ!」のように、ポイントを絞った教材で効率的に学ぶことも可能です。IT社会の安全に貢献したい方に、自信を持ってチャレンジをお勧めします。
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