目次
- CompTIA A+に挑戦した理由
- 試験の概要と準備
- 受験料と手続きについて
- 受験体験と合格までの道のり
- 資格取得で得られたもの
IT社会で必要とされる基本的な知識・スキルを証明する資格は数多く存在します。しかし、私が「ITの道を確かなものにする!」と決意し、まず最初に挑戦することを決めたのが、**CompTIA A+**認定資格でした。
なぜ、数あるIT資格の中でCompTIA A+を選んだのか。それは、ITの世界で通用する確かな土台を築き、机上の空論で終わらない「実務に繋がる技術」を身につけたかったからです。
コンピュータのハードウェアやソフトウェア、ネットワークといった、ITの「基礎の基礎」を体系的に学ぶことこそが、私の求めていた「ITの土台」を築くために不可欠だと強く感じていました。
CompTIA A+は、特定のベンダー(メーカー)に依存しない、ベンダーニュートラルな資格です。PCの仕組み、トラブルシューティング、OS、セキュリティの基礎など、実機に触れる上で必須となる広範な技術基礎を証明できる国際的な資格であると知り、まさに私が求めていた「ITの土台固め」に最適な第一歩だと確信し、挑戦を始めました。
CompTIA A+ 試験の概要と私が経験した準備
CompTIA A+認定資格を取得するには、現在(※記事執筆時点)、性質の異なる2つの試験に合格する必要があります。具体的には、Core 1 (試験番号 220-1101) と Core 2 (試験番号 220-1102) です。
Core 1とCore 2の試験範囲比較
Core 1 (220-1101) | Core 2 (220-1102) |
---|---|
・ハードウェア基礎 ・ネットワーク基本 ・仮想化技術 ・クラウドコンピューティング | ・オペレーティングシステム ・セキュリティ ・ソフトウェアトラブルシューティング ・運用手順 |
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どちらの試験も範囲が非常に広範で、単なる暗記ではなく、現場で役立つトラブルシューティングの考え方なども問われるのが特徴です。試験はCBT(Computer Based Testing)方式で実施されます。
私がCompTIA A+の学習を始めた際、最も悩んだのが教材選びでした。私が受験を計画していたのは、当時最新だった220-1001 / 220-1002シリーズでしたが、それに完全対応した新しいTACのテキストがまだ販売されていなかったのです。当時手に入りやすかったのは、古いバージョン(例えば220-901対応など)のテキストでした。
この教材選びの混乱もあり、最終的にTACの資料通信コースを利用することに決めました。送られてくる補助資料と、特にウェブ上で提供される確認テストが主な教材でした。このウェブ確認テストは、自分の理解度を徹底的に確認するために、文字通り何度も何度も繰り返しました。
受験料と手続き、そして会社の補助制度について
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CompTIA A+受験手続きの流れ
- CompTIA公式サイトにアクセス: まずは公式サイトで試験情報を確認
- アカウント作成: CompTIAサイトでアカウントを作成
- 試験選択と申込: Core 1またはCore 2を選択して申し込み
- 受験料支払い: クレジットカードなどで支払い
- 試験日程・会場選択: オンラインまたはテストセンターを選択
- 試験実施: 予約した日時に受験 </aside>
CompTIA A+認定資格は、ITスキルを国際的に証明できる価値ある資格ですが、その分、受験料も決して安くはありません。Core 1とCore 2、それぞれに受験料がかかります。現在の受験料(220-1101/1102)は1科目あたり32,740円(税込)ですので、両方の試験を受けると合計で約7万円程度になります。
受験、そして掴んだ合格!
私のCompTIA A+への挑戦は、まずCore 1試験から始まりました。2020年12月に、当時アクティブだった220-1001試験に臨み、これまでの学習の成果を発揮して無事に合格することができました!
最終的な合格までの道のり:
- Core 1 (220-1001): 2020年12月 合格
- Core 2 (220-1002): 2021年9月 合格
約9ヶ月間の努力が実を結び、CompTIA A+認定資格を取得!
CompTIA A+を通じて私が得られたもの
CompTIA A+の学習と取得を通じて、コンピュータの内部構造、OSの仕組み、ネットワークの基本、セキュリティの入り口といった、ITを扱う上で不可欠な「技術的な基礎の基礎」を体系的に身につけることができました。
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